はじめに
こんにちは!ハジです。
今日は資格関連の話をしたいと思います。
ドローンを飛ばすには色々な資格や手続きが必要で、
本っ当に面倒〜ですが
安全と秩序を守る為にはやはり非常に重要な事と思います。
これのおかげで僕たちは平和に暮らせていると思っています。
とは言え、、無線従事者の資格試験に関しては、
せっかく勉強するものなので、
学習内容には、ドローンに関するトピックを
どんどん盛り込んで欲しいと切に思うのです。
僕が勉強した限りでは、
無線従事者養成課程用の標準のテキストの中にはドローンの
「ド」の字もないし、ドローン利用を想定した場合に発生する
疑問点を解決する情報は皆無です。
それどころか、具体的な無線の利用例を用いた説明が全然ない…
これはなぜでしょうか。この問に回答できる方がいましたら是非コメントが欲しいです。
無線が無数のアイテムに使われている事は分かりますが、
少しくらい具体例を盛り込んでも良いじゃないかと思います。
その方が法規も工学も理解しやすいのでは?と思うのです。
と言う事で、ドローンライフをより充実させるべく、
3陸特こと、「第三級陸上特殊無線技士」の資格を取ってきましたので、
ハウツーをシェアしたいと思います!
第三級陸上特殊無線技士の資格を取得した感想としては、
こんな簡単に取れるのか!
の一言です。
それでは是非最後までご覧ください。
第三級陸上特殊無線技士って?
ドローン界隈で目立ってる人は
Twitterのプロフィールに、「3陸特」とか「2陸特」とか書いてあって、
なんとなくこれで、ドローン愛の深さが分かったりします。
でも、この
第三級陸上特殊無線技士(以降3陸と記載)の資格って何なのさ?
一言で言うと
僕たちドローンパイロットにとっては、
「お仕事でFPVドローンを使う」為に必要な資格と言えます。
つまりFPVドローンを飛ばしてお金を稼ぐ時には、
この資格が必要になります。
つまり、逆説的に言うと、
アマチュア無線の資格は趣味の為の資格なので、
3アマ、4アマで開局したVTXを利用してお金を稼ぐのはNGって事です。
例えば賞金が出るレースに出場する場合って、
3アマ、4アマで開局したVTXって使えないって事ですよね。きっと。
最近Twitterで、埼玉県の賞金付き空撮映像コンテストの情報を見たんですが、
あれは、4アマ、3アマの資格じゃ無理って事すよね?
ガイダンスにはその辺りの事が全く書いてなかった気がする。
3陸で扱える設備のスペック
また、3陸は、3アマ、4アマと比べ、扱える無線設備のスペックが幅広く、
・空中線電力50ワット以下の無線設備で25,010KHzから960MHzまでの周波数の電波を使用するもの
・空中線電力100ワット以下の無線設備で1,215MHz以上の周波数の電波を使用するもの
を操作できます。
それに対して、3アマでは、
・空中線電力50ワット以下の無線設備で18MHz以上または8MHz以下の周波数の電波を使用するもの
が操作できます。
という事で、
ワンラク上⤴︎的な資格の第三級陸上特殊無線技士なんですが、
僕にとっての実際の使い所はズバリDJI FPV。
純粋に新しい技術でFPVを楽しみたいのです!
そんなんで、資格取得の為、講習を受けてみました。
次項からはどうやって資格を取ったかのお話です。
簡単すぎた第三級陸上特殊無線技士
僕は、3アマを独学で過去問を読んで取得しました。
その時に感じましたが、試験内容はかなーり簡単と言う事です。
資格試験を受けるのが初めてだったので、右も左もわからず、
完マルをその名の通り完全丸暗記したのですが、
僕が受けた試験は完マルする必要はなかったなーと思うくらい、
「出題率が高い」「答えを覚えやすい」問題ばかりでした。
3アマと比べて
第三級陸上特殊無線技士は、ワンラク上⤴︎的な資格?なので、
きっと3アマよりハードルは高いだろう
って思うじゃないですか!
逆でした。
僕は、3アマ、4アマより簡単に取得できる印象でした。
ただし、講習を受けた場合です。
「自己学習+受験」の場合は取得の難易度の程は不明ですが、
実は講習で受けた内容は、4アマと同等の内容であると感じました。
講習は「受講する事」で資格が取得できる制度なので、
1日(8時間)の拘束と、受講料で取得可能なのです。
自己学習の場合は、不合格を避けるリスクヘッジの為、
学習をそれなりにする必要があるのと、
受験も1日がかりに近いと思うと、
講習での取得はかなりコスパが高いと思います。
必要なコストは
細くお伝えすると
受講料: 19,800円
収入印紙: 1,750円
証明写真: 700円
計: 22,250円
この金額で1日で取得できるとなると、
多忙な社会人には、とっても便利な選択肢かと思います。
講習について
講習を受けた団体
僕はトライアローさんという会社さんが開催している講習に参加させて頂きました。
講習を開催してる団体を選ぶ際は、各団体の比較などせず場所で決めたのですが、アタリでした!
開催場所のオフィスはとても綺麗で、
講師の方の人柄も良く、コロナに十分配慮した形式でした。
また、申し込み&受講料決済はウェブから簡単にでき、
問い合わせなども迅速かつ丁寧に対応してくださいましたので、
お勧めできる企業様です。
場所が田町だったので、周辺にお店が多く、
昼休みにランチには困りませんでした。
講習内容
- 法規は合計で4時間の受講
- 無線工学は合計で2時間の受講
- 修了試験(無線工学45分、法規45分)
合否は当日発表されます。
僕が受けた講習では終了試験は、法規10問、工学10問で、
法規、工学それぞれ6問以上正解で合格。
計12問正解ではなく、両方とも6問以上が合格条件です。
メチャクチャ簡単で5分で終わりました。(自慢ではないです。本当です。)
4アマより簡単。
ただ講習をちゃんと真面目に受講していればです。
流石に寝てたら受からないと思います。
万が一、終了試験でミスってもその日のうちに再試験です。
講習時間割
実施時間 | 講義内容 |
---|---|
9:00 ~ 9:10 | 講座の説明及び注意事項 |
9:10 ~ 10:40 | 法規1(1.5h) |
10:40 ~ 10:50 | 休憩 |
10:50 ~ 12:20 | 法規2(1.5H) |
12:20 ~ 13:20 | 昼食 |
13:20 ~ 14:20 | 法規3 |
14:20 ~ 14:30 | 休憩 |
14:30 ~ 15:30 | 無線工学1 |
15:30 ~ 15:40 | 休憩 |
15:40 ~ 16:40 | 無線工学2 |
16:40 ~ 17:00 | 休憩及び修了試験ガイダンス |
17:00 ~ 18:30 | 修了試験 |
受講の際のテキスト
講習の進め方は、テキストの内容を講師がスライドに写しながら進行し、
各章ごとに最後に理解度をチェックします。
別途配布される理解度チェックテストのプリントの答え合わせを
1問ずつ参加者が順番に答えを言う形で行いました。
授業と修了試験が終わると、提出書類を作成して一切終了です。
意外と敷居が高い、3陸の活用方法
さて、無事に講習を終え、資格証が届くのを待つばかりなんですが、
最後に、この3陸の活用法について話します。
僕の場合は、お目当てはDJI FPVですが、
これを使うにはまた結構面倒な壁が…
まじでFPVが普及しづらいお国、我が日本です。
狭い島国だからちょうどいいのかも。
どんな面倒なことがあるかと言いいますと、
DJI FPV FLY MORE COMBOの送信機・ゴーグル・機体ユニットに対しての開局申請が必要
まあ、これはいいすよね。
次、これ、
開局に当たってはJUTM(日本無人機運行管理コンソーシアム)への入会が必要
まあ、しゃーないね。入りますか。年会費とかおいくらなの?
ん?
JUTMは、企業向けの協会のため、個人での入会は不可
っておーい!僕はサラリーマンだっちゅーの…
まあ、知ってて3陸撮りましたが、
なんと言うことでしょう。個人ではDJI FPV させてくれないのね。
なんて皮肉な事でしょう。
わかったよ、個人事業主になればいいんだろ!なれば!
と言う事で、
僕は個人事業主になって、意地でもDJI FPVでリップしてやると
密かに闘志を燃やしているわけです。
まとめ
3陸をとってもすぐにいい事は起きない。
追伸
免許証は、1ヶ月以内に届きました。