に投稿 コメントを残す

Fettec G4 on Holybro Kopis Cinematic X8

はじめに

憧れのX8、ついに完成しました!

実は、KISS FC で X8 を飛ばしている情報ってインターネット上に全然なくて、

また、初めてのX8と言うことで少し時間がかかりましたが無事に飛びました。(汗)

今回、FCとESCは、Banggood さんよりご提供頂いた、FETTEC FC-G4 Stack Tekko32 、

Holybro Tekko32 F4 50A Blheli_32 を使っています。

Banggood さん、いつも本当にありがとうございます!

主要パーツ

商品リンク:30.5*30.5mm Holybro FETTEC FC-G4 Stack Tekko32 F4 4in1 4-6S 65A BLHeli_32 ESC for RC FPV Racing Drone

実際には50AのESCのスタックですが、現在販売されていないようですので、65AのESCのスタックの商品ページを掲載します。

商品リンク:Holybro Tekko32 F4 50A Blheli_32 4-6S 4 IN 1 Brushless ESC 30.5×30.5mm for RC Drone FPV Racing – 50A

商品リンク:Emax ECO II 2807 6S 1300KV 5S 1500KV 4S 1700KV Brushless Motor for FPV Racing RC Drone – 1300KV

商品リンク:2 Pairs HQProp DP7X3.5X3V1S Durable 7035 7×3.5 7 Inch 3-Blade

その他パーツ & ギア

Holybro Kopis Cinematic X8
DJI FPV Part 05 – Air Unit Antenna (SMA)
DJI Digital HD FPV Air Unit Kit
Beitian Dual BN-220 GPS GLONASS Antenna Module TTL
yiqigou 5 Pairs Wireless MR30 Male Female Plug Connector Adapter 2mm Gold Plated Connector
uxcell RG316 Coaxial Cable, RF Connector Adapter, 8.3 inches (21 cm), MMCX Male Plug to SMA Female Jack
Lumenier Indestructible Kevlar 20x500mm
Panasonic capacitor 35V 2200μF
Panasonic capacitor 35V 2200μF
Square Large Capacity antisupa-kukonekuta- XT90 Male
RCX Lost Flight Finder JHE42B 5V for FPV F3 F4 F7 CleanFlight & BetaFlight
Sony ILCE-6400L B Alpha a6400 Mirrorless Camera
SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary C017 | Sony E Mount | APS-C/Super35 Mirrorless Only

基本情報

Holybro


Holybro は、中国のUAVパーツメーカーです。Fettec の正式代理販売もやっているようです。高品質・ハイスペック・メジャーなブランドイメージがある企業です。

購入方法

国内ショップも取り扱いがあります。
FC、ESCは国内外全体的に品薄状態です。

Holybro Kopis Cinematic X8 Frame Kit 開封 & 組み立て


プラモの箱のようですね。

綺麗にラベリングされていてパーツが見つけやすい👍

仕上がりの良いTPUの3Dプリントパーツが全て揃っています。ただしGPSのマウント用のパーツは元々ないのでこれだけは自分でプリントが必要です。ちなみに僕はこれをプリント

カラーのインストラクションマニュアルがあって組み立てはとてもスムーズにできました!



フレームのアッセンブリーはマニュアル通りに進めればOK。簡単です!

Holybro Tekko32 50A & Fettec G4


心臓部のパーツ! 今回、Fettec G4 + Tekko32 50Aのスタックと、単品のTekko32 50A を Banggood さんよりご提供いただきました!


最近 Holybro は、Fettec の代理販売?をしてますね。プレミアムで高品質なブランドイメージがありましたが、今回 ESC は初期不良があり全く使えない状態でしたので Holybro にクレームを申し立てました。Twitter でも同様の初期不良に遭遇した方がおられましたので、品質に ? です。

ご存じの通り、X8 は ESC を2枚使います。それぞれのESCにキャパシタをしっかり装備しました。


Fettec G4は全く問題なしでした。ちなみに、Fettec G4 は、X8 に対応しやすいよう、ESC のコネクタが2つ付いてます。素晴らしい👍

こんな感じのレイアウトになります。





上下の ESC の電源部分のパッドを、短く切ったシリコンケーブルで繋げています。
ESC へのパワー共有は当初、1つのリポからそれぞれの ESC 用に専用の配線を並行で取りましたが、最終的には上下の 2枚の ESC を 電源部分をシリコンワイヤーで繋げ 上段の ESC に LIPO から配線しました。理由としては、シリコンケーブルにも抵抗があるので、ケーブルを並行で2倍にすると抵抗も二倍になってしまうという、某超有名なフリースタイルパイロットのアドバイスです。そもそもマニュアルにもそのやり方が記載されております。ちなみに、LIPO は、6S 5200mah 60c と言うどデカいやつを使いますので、片方の ESC が死んでると、1つの ESC に大量の電流が流れてスパイクし、もう片方の ESC が死ぬので注意が必要です。

Emax ECO II 2807 6S 1300KV



Motor は Emax 。いつもギアにはこだわってお金かけてしまう癖があり Axisflying か XNova で迷いましたが、今回財政的に余裕がなく最終的にお手頃価格な Emax をチョイス。結果的に Emax 良い! なぜなら品質がいい。イイ感じに飛びます👍 海外 Youtuber の評価もまあまあ。

8発も使うからお高いモーターだと値段はかなり行きます(汗)


ESC に直接ハンダするか悩みましたが、今回はマニュアルに従って、モーターにはコネクタを装着。正解でした。案の定、何度も組み直したので脱着ができて良かったです。某超有名なフリースタイルパイロットがビルドした Kopis X8 を見ましたが、ESC に直接つけておられました。相当なビルドテクニックだと思います。おそらく組み上げや設定も一発OKなんでしょう。

設定


KISS FC + BLHeli の組み合わせでビルドする時の特有のちょっとした課題ですが、ESC の各モーターの回転方向の調整には別途、BetaFlight FC が必要になります。KISS ESC ではなく BLHeli なので、KISS GUI からは設定できません。BLHeli Suite で設定するのですが、Fettec G4 は パススルーできませんので、そこで BetaFlight FC が必要になるわけです。今回は手持ちの Mamba を使いました。


モーターの回転を KISS GUI で表示される各モータの回転方向と合わせます。前述した通り ESC を2枚使いますが、上段の ESC が PWM 1-4、下段が PWM 5-8 です。

完成後の機体


90% ほど組み上がった機体👍 アームをつけるのが結構難しいです。トッププレート、ボトムプレートで挟んで固定させるので、くねっと曲がったアームを両プレートで挟み込むまで固定しておく必要があります。

横から見た写真。DJI AIR UNIT のアンテナ用の延長ケーブルはかなり長いものを用意しないとアンテナはつけられませんのでご注意を。フレームの仕様としてはアームの中にモーターワイヤーを収納する隙間があるのですが、そこにワイヤーを通すのは断念しました。隙間の物理的スペースがシビアすぎてどうしてもワイヤーが収まらなかったからです。そのためアームの上下にモーターワイヤーがくっついている状態です。某超有名なフリースタイルパイロットがビルドした Kopis X8 を見ましたが、しっかりアームの中にワイヤーが収納されてとてもスッキリしていました。どうやって収納したのかマジで謎です。それくらいアーム内の隙間は狭いのです。収納した場合はアームの根本の先端部からワイヤーが飛び出してくる感じになるのですが、そこから飛び出しているワイヤーを直接 ESC にハンダ付けして、最終的にトッププレート、ボトムプレートにアームを挟み込んで組み立てるのは、相当なビルドテクニックだと思います。。。きっと一度組んだら組み直しできないと思います。。。

逆さにした写真。サイズがでかいので細いパーツをつけるのに場所には困りません。ブザーはボトムプレートの裏につけました。

カメラマウント用のプレートは、このどでかいグロメットのようなラバーのジョイントパーツで繋ぎ止めます。重いカメラを載せた場合は落ちると簡単に外れます。まあ、落ちることがない前提で飛ばすものなので、落としてカメラが吹っ飛んでもしょうがないですね 笑

ホバテスト。総重量 5Kg 超えですが普通に浮ます。恐るべしX8…

Fettec G4 on Holybro Kopis Cinematic X8 レビュー

undefined

undefined

undefined

undefined

undefined

undefined

undefined

時間はかかりましたがビルドは特に難しいことはありませんでした。アームの取り付けや、ESC の2枚つけなど独特の作業がありますが時間差あればできます。当初剛性を心配してましたがアームは意外とがっちりしています。ただし重量が重量なのでアームから落ちた場合一発で壊れると思います。5kg 超えのクアッドはまるでシネウープの様に飛びました。パンチアウトも違和感なく7インチ8発の威力恐るべしです。近日中にお外でのまともなフライトフッテージをアップロード予定です。
最後にビルドに際しての注意点がいくつかあるのでここで共有しておこうと思います。

  • Fettec G4 は BEC がついており、16V の電力が共有できますが、特定の条件下だと安定的に電力を共有できない様です。 FC の電力を ESC からのみ電源を取ってる場合でかつ、X8 の場合は 16V の電力共有は安定して行えない挙動となりました。Fettec G4 の BEC から DJI Air Unit の電源を取っていましたが、少し飛ばすと DJI Air Unit の電波が受信できなくなり映像が止まりました。スロットルを入れて軽くスパイクさせるとこの挙動は顕著でした。対策として、LIPO から直接電源をとり、スパイクアブゾーバーをつけてスタンドアロンの BEC を介して DJI Air Unit に電源供給を行いました。
  • Fettec G4 (KISS FC) は、GPS は Beitian 製のものでないと機能しません。最初に、HGLRC 製の GPS を使ってみましたが機能しませんでした。
  • Fettec G4 (KISS FC) は、Failsafe 時の RTH がサポートされていません。安全上の理由でしょうか。KISS GUI で RTH on Failsafe と言う項目はありますが ON にして保存ができません。
  • KISS FC で、Failsafe 時の RTH をサポートしている firmware (FETTEC_KISSFC-1.3-RC45h) が存在しますがこれは、Fettec G4 では動作しません。このファームでフラッシュすると、Port がなくなり、KISS GUI に繋げられなくなりました。ちなみに、KISS V2 だと このファームで、RTH on Failsafe できます。ちなみに、この FETTEC_KISSFC-1.3-RC45h は、Join Alexander さんと言う方が、refoctor したファームウェアです。

    とりあえず、ビルド 〜 ホバテストまでのダイジェスト動画を作りました。ぜひご覧ください。

外観

空母みたいなどデカい感じがかっこいいです。満足。。。

安定性

かなり安定感、重量感があるって想像してましたが、飛ばしたフィーリングとしては、3.5inch シネウープみたいな感じでした。フライトタイムなど追って共有したいと思います。

セットアップが難しい?

と思っていたのですが、そうでもなかったです。KISS FC でも、Octo X と言う X8 用の UAV Type が存在するので、小難しい設定などはないです。

まとめ

ビルドには時間はかかったものの、X8 特有の難しい FC の設定はないので、基本的な知識があれば誰でもビルドできると思います。利用するギアも特別なものはないのでビルドは案外敷居が低いと思います。完成体はプロユースっぽい本格的な雰囲気満載なので、ビルドだけで大満足 笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。