はじめに
今年もドローンでいろんなことに挑戦!
と年頭の動画でお伝えした通り、
早速、ドローンの防水化キット、Deep6のビルドに挑戦しました!
実は、Banngoodさんのご協力があり、以下の、HGLRC Wind5 Lite を
「防水化のベース機として使ってください」とご提供頂きました!
いつも本当にありがとうございます!
商品リンク:HGLRC Wind5 Lite
クーポンコード: BGJPW5L
クーポン割引価格: $259.99-$233.99
クーポン有効期限: 1月31日
クーポン限定数: 20人
1/18 追記: Armattan等の新品パーツにてDeep6のビルド販売できます。ご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
基本情報
deep designs は、USを拠点とする、ドローンの防水化キットやパーツを販売するショップ
HGLRC は中国のドローン専門のメーカー。最近国内のショップでもこのHGLRCのロゴマークをよく見かけますよね。飛ばすとわかりますが、一線を画しているメーカーです。品質、性能、コスパ、どれをとっても非の打ちどころなし。
購入方法
Deep6、HGLRC Wind5 Liteともに、
日本のショップではお見かけしません。
Depp6は公式サイト から購入できます。2週間くらいで届きました。
HGLRC Wind5 Lite を買う場合は、価格が安く、商品到着までが最近ほんとにスピーディ。消費者目線のカスタマーサポートが素晴らしい、Banggood さんでの購入をオススメします!
Deep6 特徴
水中に落ちてもOK!
完成度の高いキット
完成後の扱いは通常のクアッドとほぼ変わらない!
フライト性能は通常のクアッドと全く変わらない!
水面上を気兼ねなく飛ばせるなんて楽しすぎます!
※ ベース機、HGLRC Wind5 Liteの詳細は過去のブログ をご参照ください。
開封の様子
国際便の小包で到着
見慣れないパーツが色々
deep designs のロゴ入りバッテリーストラップ
以下が梱包物の詳細です。
Sleeve (FC, ESC, VTX Top and Bottom)
USB extension
Rubber Seals
Thermal Glue for Camera
Battery Strap to Float Adaptor
2 Lengths of Velcro to Strap Float
Float- Good to ~800g AUW
Assortment of Glue-Filled Heatshrink for Wires
Length of Heatshrink for Receiver
Printed Standoffs
Dielectric grease
ベース機の詳細は過去のブログ をご参照ください。
ビルドしたDeep6
HGLRC Wind5 Liteの面影は全くありません。
なかなかカッチョいい!
レビュー(ポジティブ)
ビルド
ビルドの手順はシンプルです。
簡単に作業内容を言うと、
各種ケーブルの根本の防水化
FPVカメラの防水化
ESC、FC、VTX、レシーバーの防水化
フレームの組み立て
各種パーツのフレームへの設置
インストラクションマニュアル がちゃんと公開されていて、
手間はかかりますが特に難しい作業はありません。
防水化に使う素材
Rubber Seals
Thermal Glue for Camera
Conformal
Aluminum heatsinks
防水化に使うメイン素材は、Rubber Seals (ネリ消しの様な柔らかい素材)
これは、どんな温度でも粘着性を保ち、
防水化のためのメインの素材となっており、一番多用する素材です。
これを基本的に各種ケーブルの根本にくっつけて、
電子部分への水の侵入を防いでいます。
Thermal Glue for Camera はシリコンの様な素材で
FPVカメラの裏側の基盤部分を丸ごと包み込む形で塗り固めます。
Conformal は付属している素材ではありませんが、防水化に必要です。
これで、カメラのレンズのエッジ部分、あとは、
XT60ケーブルのプラグの根本部分、コンデンサ の根本部分をコーティングします。
また、僕は念の為、ESC、FCを丸ごとコーティングしました。
Conformal は、Amazonで購入可能です。
※ マニュアルにはConformal は、マニュキュアのトップコート(Nail polish)で代用可能と記載があります。
Aluminum heatsinks は、シールになっていて、ESC、VTXの両面に貼り付けます。
これは、基盤に貼り付けたあと、空気を抜いて密封できる様になっており、
基盤に密着させ、素材と基盤の間に隙間を生みださず、
防水性と、放熱性にも配慮されています。
しっかり設計とテストがなされていると感じます。
また、以下の公式ページに防水化がどの様になされているか
詳細が説明されています。
https://deepdesigns.rip/pages/what-is-this-waterproof-system-and-how-does-it-work
キットの品質
手順書含めプロダクトとしての品質がよく、
ビルドしたクアッドも期待以上の品質に仕上がりました!
なんと、水の中に4,50分放置しても
全く問題なくフライトを楽しむことができました!
もちろん、ビルドのスキルに左右される可能性がありますが、
ドローンのビルド経験があれば、インストラクションマニュアル 通りに作業をすれば、全く問題ないと思います!
キットの汎用性
多くのパーツに対応している様で、
僕が準備したパーツも全く問題なくビルドできました。
僕の様な素人が十分な下調べをせず、勢いで購入しましたが、
バッチリOKでした。
様々な考慮がされている証左だと思います。
ただし、ケーブル類は、長めでないと組み立てができない可能性があります。
実際、HGLRCのモーターのケーブルと、FCとECを繋ぐワイヤーハーネスは短すぎて
代用品が必要になりました。
推奨の長さはインストラクションマニュアルに明記されています。
防水化に伴い各コンポーネントが、防水化パーツに覆われ
全体的にかさばる形になるからです。
バッテリーの防水化について
ちなみに、バッテリーは防水化はしません。
マニュアルには、USBやバッテリーのバランスピンに対しては、
dielectric grease(電気接点グリス)を塗ればOKとTipsが記載されています。
これで錆を防ぐ様です。
特に、海に入る場合には、これは必ず必要な対策との事です。
僕は、川での使用だったので、一旦、グリスは塗らず、
ネリ消し(粘着ラバー ブル・タック)を使ってみました。
しかし、あまり防水性はなかったです…
フライト動画では、バッテリー防水化はなしで飛ばしておりましたが、
公式ページに、バッテリー防水化に関してのマニュアル が公開されていました。
また、バッテリーの防水キット も別で販売されていました。
気をつける事
水中に沈むと、VTXおよび、受信機との無線が完全に遮断され、
その間は何もできなくなります。
しかし、トップフロート(浮き輪)で水面直下までドローンが浮上し、
VTXアンテナと、レシーバーアンテナが水面上に出ると復活します。
ここが気を付けるところですが、
アンテナが水面上に浮上しないと、映像も見えないし、
レシーバとの接続ができません。
VTXは電波の威力が強いので、水中にあっても、20mくらいの距離だと映像が届きました。
しかし、送信機とレシーバのやり取りは電波の威力が弱いので、
レシーバのアンテナが水中だとドローンが10m以内の距離くらいにならないと
接続できません…
ドローンが見える位置に浮かんでいても、アンテナが水中に沈んでいて
10m以上離れた川のど真ん中だったりするとプロポと接続できず完璧なロストになります。
今の時期、冬の凍てつく水の中を泳ぐことになります(笑)
特にレシーバのアンテナは、水没しても水面上に突き出る様にしておく必要があります。
念の為、最初は操作不能になってもレスキューできる範囲内で
飛ばすことをオススメします。
レビュー(ネガティブ)
なし!
YOUTUBE 動画でレビュー
フライトフッテージ
VIDEO
開封フッテージ
VIDEO
まとめ
正直、ここまでしっかりと防水化されるとは思っていませんでした。
防水性能の強度が高いです。
何度も勢いよく水中に突っ込みましたが、
設計通りにビルドされている限り、全く問題なしでした!
あと、ドローンの特性を熟知した上で、様々な配慮がされているのと、
テストを繰り返した事がうかがえます。
かなり、マニアックな遊びですが、
メチャクチャ楽しいです!!