はじめに
9月にFPVキャンプに参加することになりました!
日本を代表する、sbanger の @gull_fpv さん の企画です!
一緒に飛ばす人も、ローケーションも、企画も全て最高!と言う、
素晴らしいイベントです!
イベントに向けたFPVギアの調達などの準備も楽しいですね!
この楽しみっぷりをブログにしようと思います!
緊急事態宣言が明ける事を願うばかりです。
本題ですが、今日は、以前 Banggood 様よりご提供頂いた
Happymodel CINE8 を防水化しました!
以前に紹介した Deep6 での防水化の経験を活かし挑戦しました!
失敗を重ねながらもなんとか成功したので、
防水化のやり方について紹介したいと思います!
クアッドを防水化して、夏の思い出フッテージを楽しく残していきましょう!
商品リンク:Happymodel Cine8 DIY
クーポンコード: BGJPAC8
クーポン割引価格: $103.23
クーポン有効期限: 9月30日迄
クーポン限定数: 5人
基本情報
Happymodel は、中国のドローンメーカー。FPVパイロットの誰もが楽しく飛ばせるドローンをたくさんリリースしており、日本国内のドローン専門のショップでもHappymodelのプロダクトは取り扱いが非常に多いです!僕がHappymodelを好きな1番の理由は、気軽に楽しく飛ばせるクアッドを作るのが得意と言うところ!あと庶民派で価格もすごく良心的!Happymodel の Mobula6、Crux3は名機です!最近ではロングレンジのレシーバーと送信機モジュールをリリースしていて、皆に愛される鉄板ブランドです
購入方法
本プロダクトは残念がら国内のショップではお見かけしません。クーポンが使える、
Banggood さんで購入をオススメします!
CINE8 DIY KIT 特徴や詳細
過去の記事にて紹介しておりますので、是非ご覧ください。
防水化の方法
防水化した箇所
- AIO FC
- VTX
- FPV カメラ
- レシーバー
- ブザー
AIO FC と VTX の防水化
これが防水化のメインの作業で一番面倒な作業です。
ポイント
試行錯誤の上、AIO FC と VTXは重ねて一つに纏めて防水化しました。本来は別々の位置に取り付ける FC と VTX ですが、防水化するとかさばるため、VTX を従来の位置に設置すると収まりが悪く、VTX の配置場所に悩み、このようなやり方にしました。
手順1
FC基板の表側の四辺に沿ってラーバーシールをペタペタとくっつけ四方をラバーシールで囲います。
手順2
FC基板の裏側の四辺にもラーバーシールをペタペタとくっつけ四方をラバーシールで囲います。
手順3
VTXをFCの上に乗せ、手順1と同じようにラバーシールで四方を囲います。
手順4
ビニールシートで上下からサンドする
手順5
基板中央部分を真空にして密封させるため、ビニールシートを上下から指で押す
手順6
FCの元々のサイズになるように余計なビニールシートカットし、最後に上下から指で押し潰してビニールシートの中を密封して水の入り込む隙間を潰す。
FPV カメラの防水化
FPV カメラは、レンズ部分にはコンフォーマルコーティング、基板部分にはバスコークを塗り、ワイヤー接続部分はラバーシールで隙間を埋めて防水化をしています。FPVカメラはかなり熱くなるパーツですが、バスコークという道具は耐熱性にも優れており、バッチリです。バスコークの代わりにシリコングリスと言う道具を使う事も可能です。シリコングリスは放熱性を備えているためこちらの方が適切な道具かと思いますが、一般的にホームセンターなどでは売っていないため、今回は実店舗で調達できる道具のバスコークをトライアルで利用した経緯がありました。
レシーバーの防水化
レシーバーは、透明のシュリンクチューブで覆い、隙間をラバーシールで埋めて、シュリンクさせて防水化をしています。こうすることでランプの点灯が見えるようにしています。
ブザーの防水化
ブザーは柔らかいビニールシートでスピーカー部分を覆い、ワイヤーの根元をラバーシールで埋めた状態で、ビニールシートをワイヤー根本部分で結束バンドで束ねて締めることで防水化しています。
防水化のポイント
防水化ポイント1
できる限りコンパクトに防水化する。スモールサイズのクアッドなのでパーツを搭載するスペースに余裕がなく、防水化の材料でパーツがかさばってしまうと、フライトに影響してしまいます。例えばダクト領域にFCが必要以上にはみ出すと浮力のバランスが取れなくなります。またパーツの取り付けがうまくできないと、墜落時などにパーツ破損の要因になってしまいます。うまくパーツが収まるよう工夫が必要です。
防水化ポイント2
バッテリー位置を上から下に変更しました。水に落ちた際にクアッドが逆さまにならないように、重心を下におく必要があります。上には浮き輪の役割をはたす、発泡スチロールなどをマウントしましょう。ただし、発泡スチロールのサイズは難しく、大きすぎると風の影響をモロに受けてクアッドがまともに飛びません。またダクトを塞がないようにマウントするよう注意する必要があります。水面に浮かぶ際は、VTXのアンテナとレシーバーのアンテナが水面上に出るよう、アンテナは長いものを使っているという工夫もしています。このように水に落ちて水面に浮かんだ際の配慮も必要になります。
防水化ポイント3
一度、ノーマルな状態で組み立ててフライトさせ、VTXの電波感度、受信機の電波感度、
FCの設定を全て確認しましょう。防水化した後にこれらに問題があった場合、再び分解してセットアップや原因調査する必要がありますが、一度ラバーシールで防水化すると、分解はかなりの手間になるため、一度防水化したら分解する必要がないように、事前に入念に確認を行う必要があります。
今回僕は、防水化の後に、下記のような設定ミスなどで分解し直しましたが、かなりの手間でした。
- Betaflightの受信機プロコトルの変更忘れ(外部受信機ではなくFCの内部受信機にバインドされていることに気づく)
- その他設定ミス
- VTXの電波感度が弱く出力数変更
防水化のために調達した材料
シリコングリス
マクロUSBのキャップ
バスコーク
コンフォーマルコーティング
※ 現在アマゾンでは売り切れ中
YOUTUBE 動画
まとめ
やる事はシンプルですが、
時間はとてもかかります。
しかし、とても楽しい映像が撮れるので
やる価値は十分にあると思います!
是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!