はじめに
僕の練習記をブログにしています。質問や不明点などあったら是非コメントください。
本記事の内容は、以下が前提となっています。
- プロポはMODE2、
- フライトモードはACROモード
- ドローンはTinyWhoop、主にHappymodel MOBULA6
過去のYOUTUBE動画で話しましたが、FPV Freestyleの壁は、
- アマ4試験
- 免許状取得
- 機材準備
ではなく
真の壁はドローンの操縦だと思っています。トイドローンと一線を画するその操縦方法を理解しておいた方が良いでしょう。初心者の上達方法は?→「Velocidroneをやりまくれ」の一言で片付けられるっちゃられるんですが、人それぞれステップがあると思います。僕のステップをシェアします。
基本練習のステップ
1. トイドローンとFPVの違いを理解する
僕の場合、先ずトイドローンとの動きの違いを理解しました。
スロットル、ヨー、ピッチ、ロールの動きの違いを理解し、 アクロモードのFPV Freestyle ドローンではそれらがどのような動きとなるのか理解しました。
1-1. スティック操作名
1-2. スティック操作の違い
スティック | トイドローン | FPV Freestyle |
---|---|---|
スロットル(THROTTLE) スロットル(THROTTLE) |
高さの制御 ⬆︎上昇 ⬇︎下降 |
推進力の制御 ⬆︎推進力UP ⬇︎推進力DOWN |
ヨー (YAW) ラダー(RUDDER) |
⬅︎左を向く ➡︎右を向く |
⬅︎左を向く ➡︎右を向く |
ピッチ(PITCH) エレベーター(ELEVATOR) |
前後の移動の制御 ⬆︎前進 ⬇︎後退 |
前後の傾きの制御 ⬆︎前に傾く ⬇︎後に傾く |
ロール (ROLL) エルロン(AILERON) |
⬅︎左に傾く ➡︎右に傾く ※傾きは一定範囲まで |
⬅︎左に傾く ➡︎右に傾く ※傾き続ける |
各操作で異なる内容を赤文字にしました。大事なのはスロットルとピッチの使い方の違いです。次の項で説明していきます。
スティックに関してはいくつか呼び方があり最初混乱しますが、僕が使っているコントローラー(ジャンパーT8SG V2.0 Plus)では、スロットル(THR)、ラダー(RUD)、エレベーター(ELE)、エルロン(AIL)という表記、BetaFlight configurator では、スロットル(THROTTLE)、ヨー (YAW)、ピッチ(PITCH)、ロール (ROLL)という表記になっています。なぜ異なるかは理由は気になるところですが、今のところ不明です。
トイドローンはジャイロセンサーによるアングルモードが前提となっております。
2. 基本的な操縦方法
2-1. 前進
基本の動きです。アクロモードでの操縦は自転車と似ていて、前進すると動きが安定します。自転車は停止すると左右のどちらかに傾き、足をついて固定しますよね。ドローンは「足をついて固定」はできないので同じ位置で止まっている事がとても難しいです。なので最初は前進して常に動き回る練習が必要です。トイドローンとは大きく違う点は前進
です。トイドローンは安定してホバリングしており、その上でピッチを上に傾けると、後部2つのモーターの回転数が上がり前進します。一方で、アクロモードは、ピッチを上に傾けただけでは前進せず、ドローンが前に傾くだけです。前進するには、前に傾いた状態でスロットルを上に傾け、ドローンの推進力をあげる必要があります。
2-2. 旋回
前進できるようになってきたら、次は旋回しましょう。前進して旋回ができればどこにもぶつかることなく飛び続けることができるようになります。狭い部屋での練習の場合、旋回にはコツがあります。前進しながら旋回するのではなく、前進を止め、クルっと180度回転しドローンの向きを変えることです。旋回と言うと円を描くように飛ぶ印象がありますが、そうではなく、前進した先から向きを変えて戻ってくるという具合に、障害物にぶつからずに飛び続けることです。この操縦はヨーを左右どちらかに傾けることによって行います。
この前進と旋回ができるようになると墜落が減りぐっと楽しくなってきます。
2-3. 前進しながらの旋回
これは主にVelocidroneで練習をしました。前進している時は前に傾いているので、その状態でヨーを右に傾けて右に旋回すると、右を向いた際に、ドローンの水平状態は左に傾くことになります。言葉では理解しづらいので、Velocidrone で体感しながら慣れる必要があります。この練習方法のコツは、旋回の動きをしながら、視線を常に水平に保つようにロールの操作で微調整を行う事です。
ここまでの操作ができるようになると、広い場所では自分の行きたい方向に自由に進むことができるようになってきて、Velocidrone でも簡単なコースなら飛べるようになってきます。
まとめ
本記事でお話しした基本的な動きですら、初心者の僕にとってはかなり難しいものでした。過去に動画で紹介したとおり実機での練習であれば、ブラシモーター等の低スペックのドローンが向いていると思います。僕は実機練習は、NewBeeDroneのAcroBee で行いました。しかしながら初心者はシュミレーターの Velocidrone で練習するのが一番効率的だと思います。Velocidrone は墜落しても拾う必要はなく、バッテリー交換も必要もありません。練習に集中できるので、僕は基本操作の練習は Velocidrone で徹底的に行いました!
動画でも説明しています。是非ご覧下さい。